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【石油・天然ガス】

シェルが四川盆地の天然ガス探査事業から撤退 (18/08/17)
2018/8/17
中国【石油・天然ガス】

 シェルは四川盆地の非在来型天然ガス探査からすでに撤退していたことを認めた。今後は中国石油天然ガス集団(CNPC)と共同開発のオルドス盆地長北タイトガス田に傾注する。

 シェルはすでに四川盆地の富順?永川、金秋及び梓潼の3つの鉱区をCNPCに譲渡したとのこと。シェルはすでにこれら探査エリアにおいて生産物分与契約に基づく掘削計画を完了した。

 シェルとCNPCは2010年に四川盆地天然ガスの共同探査を開始、30年間の生産物分与契約に調印し、四川省金秋鉱区の約4,000平方キロの範囲でタイトガスの評価と開発を進めることにした。タイトガスの開発は高度の技術が求められるが、シェルは2016年中頃に、これら地区は試掘状況が複雑であるため、投資を継続しないと表明していた。

 シェルは上掲の3鉱区で天然ガスを発見したものの、シェルの基準では余りにも小さな発見に過ぎず、商業化の見込みはなかった。

 シェルは四川盆地の探査開発からは撤退するがの、CNPCと共同で長北タイトガス田第2期開発の総合計画案を実施することになる。

 (中国化工報 8月17日)