1. HOME
  2. 中国 【石油・天然ガス】

中国
【石油・天然ガス】

CNPCの中緬PLとシノペックの広西PLが接続 1日800万m3の双方向供給を実現 (18/09/20)
2018/9/20
中国【石油・天然ガス】

 9月17日時点で、中緬天然ガスパイプラインがシノペック広西パイプラインから受け入れたガスは1,150万m3に達している。中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工(SINOPEC)は相互連携と融通を進め、パイプライン輸送と運用のボトルネックを打開し、間もなく展開される「南気北送」(南方から北方へのガス輸送)に向け万全の準備を整え、天然ガス総合供給保障能力を高める。

 今年に入ってから、CNPCは国家発展改革委員会と国家能源局の要請に従って、天然ガスに力を入れ、シノペック及び中国海洋石油とも協力して、天然ガス生産・供給・貯蔵・販売体系の建設を推進し、天然ガス輸送インフラのボトルネックを打開すべく、多くの相互連携融通プロジェクトを実施している。中緬天然ガスパイプラインと広西パイプラインの連携プロジェクトもその重点事業の1つであり、欽州と来賓の2ヵ所でパイプラインを接続する計画である。欽州の接続工事は今年5月9日に完了し、来賓の接続工事は9月末に開通する予定。2ヵ所の接続が実現すると、パイプラインには1日800万m3の双方向のガス供給能力が備わることになる。

 9月14日、シノペック広西欽州ガス輸送ステーションにおいて、広西パイプラインから中緬ガスパイプラインへのガス供給が開始された。1日のガス供給量は約350万m3になる。広西パイプラインのガス源はシノペック北海LNGターミナルであり、9月30日までCNPCへ5,500万m3のガスを供給する計画である。海上LNG資源を活用して北方地区の冬季のガス供給を保障することになる。

 (中国石油新聞網 9月20日)