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中国広核集団が初の大型太陽熱実証発電所を正式稼動 (18/10/11)
2018/10/11
中国【新エネルギー】

 中国広核集団(中広核)は10月10日、中国初の大型商業化太陽熱実証発電所になる中広核徳令哈50MW太陽熱発電実証事業が正式に稼動したと発表した。中国は大規模太陽熱発電技術を把握した国として世界で8番目になる。中国広核新能源控股公司の李亦倫総経理(社長)によると、徳令哈太陽熱発電実証事業は、第1期太陽熱発電実証事業の中で最初に着工された事業であり、唯一系統連系運転を行っている事業になる。また、同事業は中国の電力事業として初めてアジア開発銀行から低金利融資支援を受けた発電所になる。

 中広核徳令哈50MW太陽熱発電実証事業は青海省蒙古族・チベット族自治州徳令哈市のゴビ砂漠に建設され、敷地面積は2.46平方キロ、トラフ式熱媒体油コレクタ技術を採用している。

 なお、中広核は承認を得て国家エネルギー太陽熱研究開発センターも建設した。徳令哈事業と国家エネルギー太陽熱研究開発センターは中国の今後の大規模太陽熱発電事業にとって重要な支えになる。

 (経済参考報 10月11日)