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【石油・天然ガス】

中国初の民営LNGターミナルが正式操業 天然ガス需給ギャップの緩和に期待 (18/10/23)
2018/10/23
中国【石油・天然ガス】

 10月19日、新奥舟山LNGターミナルが2ヵ月余りに及ぶ試運転を経て正式運営段階に入った。同事業は民営企業が初めて国家能源局の許認可を得て投資、建設、管理を行う大型LNGターミナルになる。舟山及び周辺地区は、間もなく到来する暖房シーズンを前により一層強大なガス源保障能力を得ることになる。

 新奥舟山LNGターミナル事業は、天然ガスギャップが拡大している浙江省の第13次5ヵ年計画重点事業に指定され、浙江省乃至は華東地区の「青空防衛戦勝利3ヵ年行動計画」を実行に移し、天然ガス緊急供給を確保する基礎になる。また、同ターミナルの稼動によって、浙江自由貿易区の石油・天然ガス全産業チェーンの完備がさらに進み、舟山市の住民と工商業需要家に質の高い天然ガスを供給するとともに、浙江省の天然ガス「県県通」と緊急供給保障の重要なガス源になる。

 新奥舟山LNGターミナルは着工から正式操業までわずか33ヵ月、今回完成稼動したのは同事業第1期であり、年間LNG処理能力は300万トンに達する。第2期事業は計画投資額22億元、2021年上半期の完成が見込まれる。年間LNG処理能力は500万トンに達し、さらに長期的には1,000万トンに引き上げられる。また、新奥舟山LNGターミナルはパイプライン建設も前向きに進め、当該事業は国の重点相互連携融通プロジェクト11件の1つに指定されている。

 (中国経済網 10月23日)