英国報道によると、ブラジル国営石油会社ペトロブラスと中国石油天然ガス集団(CNPC)は合意文書に調印し、リオデジャネイロComperj製油所建設の経済的フィージビリティを研究することになった。中国が米州における製油産業の足場確立に向けてさらなる一歩を踏み出したことになる。

　ロイター10月16日電によると、ペトロブラスは10月16日、FSが完了次第合弁会社を設けて製油所を建設すると表明した。合弁会社の持ち株比率はペトロブラスが80％、CNPCの子会社の中国石油天然気勘探開発公司(CNODC)が20％。また、ペトロブラスによると、CNODCはブラジルMarlim海洋石油資産の株式20％を保有することになる。当該資産にはMarlim、Voador、MarlimSul及びMarlimLesteの採掘権が含まれる。

　なお、CNPCのオフィシャルサイトによると、CNPCの王宜林董事長(会長)は10月16日、ペトロブラスのIvan Monteiro CEO一行と会談した。双方はブラジルの既存事業の上流・下流一体化協力について幅広く意見交換を行い、「一体化事業ビジネスモデル協議」に調印した。

　（中国能源網 10月22日）