国家能源局が承認した民営企業の投資による初の大型LNGターミナルになる新奥舟山LNGターミナルが完成稼動し、10月末までに4隻のタンカーから合計43.5万m3の荷揚げが行われるとともに、タンクローリーによって周辺地区へLNGが輸送された。同事業はLNGの受入と貯蔵、LNGの対外輸送、中継、船舶への補給、緊急ピーク調整など複数の業務と機能を一体にし、中でも船舶への補給機能は国内のLNGターミナルとして初めてになる。

　同事業は浙江自由貿易試験区が石油ガス全産業チェーンを創出する重要な構成要素であり、浙江省の天然ガス「県県通」（全ての県への天然ガス普及）の重要なガス源になって、緊急供給を保障する。将来的には長江経済ベルト上の都市と企業に対して天然ガスによるエネルギーの保障を提供する。

　（中国能源網 11月28日）