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【石油・天然ガス】

露ロスネフチと北京燃気集団が合弁企業設立 CNGサービスステーション建設へ (18/12/03)
2018/12/3
中国【石油・天然ガス】

 11月29日、第1回中露エネルギービジネスフォーラムにおいて、ロシア国営石油会社ロスネフチと北京燃気集団は協力協定に調印した。両社は合弁企業を設け、ロシアにおいてチェーンサービスステーションの建設と経営を進める。北京燃気集団の持ち株は45%になる。

 合意によると、ロスネフチと北京燃気集団はロシアで約170軒のCNGサービスステーションを建設するとともに、LNGを自動車用燃料として使用する可能性について検討を進める。両社は今回の協力事業によって天然ガス等のクリーン・エネルギー分野で戦略協力をより一層拡大した。

 CNGサービスステーションのネットワークを建設することはロスネフチの重点小売事業の1つになる。天然ガスを自動車用燃料として使用することで運輸コストを引き下げ運転効率を高めるとともに、自動車が環境に及ぼす影響を減らすことも可能になる。この事業の方向性はロスネフチの2022戦略とロシア大統領の自動車用天然ガス燃料市場の積極的建設に関する指示に符合している。

 北京燃気集団は北京地区へのガス供給とガスインフラ建設を担う主要企業であり、中国国内において20件以上の天然ガス事業を運営している。

 2017年6月、ロスネフチは子会社のVERKHNECHONSKの株式の20%を北京燃気集団に売却することで合意した。取引額は約11億ドルに上る。

 (中国能源網 12月3日)