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【石油・天然ガス】

江蘇LNGターミナルの2018年荷揚げ量が650万トン突破 中国第1位 (19/01/02)
2019/1/2
中国【石油・天然ガス】

 12月30日、江蘇LNGターミナルの2018年の荷揚げ量が初めて650万トンを突破し、天然ガス対外送出量は92億m3に達した。中国の稼動済みLNGターミナル21ヵ所の中でトップに立った。

 江蘇LNGターミナルはこの7年間にわたり長江デルタ及び周辺地区のガス供給の大任を担ってきた。累計281隻、2,335万トンのLNGを受け入れ、332億m3の天然ガスをパイプラインとローリーによって送出した。2018年にはLNG荷揚げ量が500万トン、600万トンの大台を相次いで突破し、前年比213万トン、49%の増加を記録した。江蘇省のガス需要の3分の1以上を賄っている。冬季の供給確保に充てる天然ガスは年間約40億m3、対外送出量全体の44%を占め、華東地区の天然ガスの安定供給源である。

 近年、「煤改気」(石炭焚き設備のガス化)市場の急速な発展に駆動される形で天然ガス消費量は爆増し、LNG輸入量は年々増加している。江蘇LNGターミナルの稼動当初の荷揚げ量はわずか200万トン余りであったのが、2013年には320万トン余りに増加し、2017年には437万トンに達した。7年間の全体の伸び率は170%超になる。天然ガス対外送出量も荷揚げ量と足並みを揃えて増加し、2018年において1日の送出量が2,000万m3を超えた日は226日に達し、月間荷揚げ量は最高80万トンに達した。パイプラインによる1日の天然ガス送出量は最大3,600万m3に達し、LNGを積載するローリーは1日最高190台、年間合計11億m3に達した。各種操業状況はいずれも過去最高水準を記録した。

 (中国能源網 1月2日)