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【石油・天然ガス】

中国海洋石油が初のLNGタンクコンテナ「江海聯運」を実施 天然ガス輸送の新たな大動脈を構築 (19/01/04)
2019/1/4
中国【石油・天然ガス】

 中国海油気電集団への取材から、24個のLNGタンクコンテナを搭載した輸送船が4日間の「江海聯合運輸」(江海聯運:長江の水運と海運の中継輸送)を経て、1月3日、江蘇省の南京龍潭港に到着したことが分かった。中国がLNGタンクコンテナの「江海聯運」を実施するのは初めてになる。「江海聯運」は海上の天然ガス運輸の大動脈と内陸河川水運ネットワークを有効に連携するものであり、「ガス化長江戦略」の実施や長江経済ベルトのグリーン発展推進にとって重要な意義を有する。

 中国海洋石油は2018年11月に初めてLNGタンクコンテナを利用して海南LNGターミナルの余剰LNGを大規模に北方へ輸送したが、今回、再び新型LNG輸送方式によって天然ガス資源の融通を行った。

 「江海聯運」を実施するのは、中国国内の天然ガス供給が不均衡であり、長江など内陸河川地域の資源供給能力が限られているためである。中国海洋石油は今回、「江海聯合運輸」という方式を採用して、LNGを長江沿いの地域に輸送した。2018年12月29日、山東省日照港で24個のLNタンクコンテナを輸送船「建功九号」に積み込み、450カイリに上る「年越し」の航海を経て、2019年1月3日、南京龍潭港で荷揚げを完了した。

 (中国能源網 1月4日)