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【石油・天然ガス】

中国NDRC トルクメニスタンからのガス供給は逐次回復 天然ガス価格高騰の風聞はデマ (19/01/09)
2019/1/9
中国【石油・天然ガス】

 国家発展改革委員会(NDRC)経済運行調節局の関係幹部は1月8日、トルクメニスタン天然ガス国営コンツェルンのトルクメンガスからの天然ガス供給量はすでに計画供給量へ逐次回復していると表明した。「1月8日にトルクメンガスが天然ガス供給量を約3,500万m3/日減らしたため、LNG価格が高騰する」という風聞は正確であり、投機を煽った疑いがあるとした。

 同幹部によると、暖房シーズンに入ってから、トルクメンガスからの天然ガス供給に今回も含めて短期的な変動が生じ、天然ガス供給に影響が出たこともあるが、いずれも時間が短く規模も小さなものであり、影響は限定的であった。3大石油企業の地下ガス貯蔵庫とLNG貯蔵タンクの放出可能量は約90億m3に上り、しかも大量のLNGが次々と港に到着しているので、資源調節の余地は十分にあり、今後の天然ガス安定供給を保障する能力はある。

 同幹部は次のように強調した。市場において意図的にLNG価格高騰を煽る行為に対し、国家発展改革委員会は市場監督管理部門と連携して価格検査と巡視を強化し、違法行為があれば法に基づき厳正に摘発して、天然ガス市場の正常な秩序を適切に維持する。

 説明によると、中国の天然ガス生産・供給・貯蔵・販売体系の建設は着実に進み、前向きの成果を上げている。暖房シーズンに入ってからも天然ガス供給を保障する各種対策は全体的に平穏であり、整然と進んでいる。2018年11月15日に北方地区が暖房シーズンに入ってから、天然ガス消費量は1日8.3億m3以上を維持し、11月21日には8.64億m3に達して、先の冬季最高値8.62億m3を上回った。現時点で1日のガス供給量が10億m3を超えた日数は12日を超え、最高では2日連続で10.37億m3に達した。

 (中国経済新聞網 1月9日)