1月9日、中国石油2019〜2030年地下ガス貯蔵庫建設部署会議が北京で開かれた。今回の会議では、中国石油天然気股份有限公司(PetroChina)は関係する油ガス田企業とガス貯蔵庫建設責任書に調印して、責任主体を具体化し、2030年までにガス貯蔵庫（群）10ヵ所の拡張と23ヵ所の新規建設を進めることを明確にした。

　近年、中国の天然ガス需給ギャップは際立っており、エネルギーセキュリティをめぐる情勢には厳しいものがある。地下ガス貯蔵庫は効果的なピーク調整施設であり、天然ガス産業チェーンにおいて欠かせない一環になる。ペトロチャイナはガス貯蔵庫を高度に重視し、貯蔵庫建設に向け研究、立案、討議を積極的に展開して、速やかに建設を推進する。

　計画によると、ペトロチャイナは東北、華北、中西部、西北、西南、中東部の6つの地域ガス貯蔵センターを設け、ガス貯蔵庫建設のポテンシャルを掘り起こし、貯蔵庫建設を加速することになる。特に新たに建設計画に盛り込む23ヵ所のガス貯蔵庫については、クオリティ、スピード、効率の向上とコスト引き下げをめぐって対象を絞り込んだ措置を策定し、システム設計を最適化して、速やかな建設と稼動、高収益の運営を実現する。

　（中国石油新聞中心 1月15日）