中国石化(Sinopec Corp.)は、子会社の中国国際石油化工聯合有限責任公司（聯合石化）が国際油価動向に対する判断を誤り、ヘッジング業務の取引戦略で当を得ず、原油ヘッジング業務の先物側の油価下落過程において損失を出したと発表した。

　公告によると、2018年の聯合石化の経営赤字は約46.5億元に上り、中国石化の業績にも極めて大きな影響を及ぼした。中国石化の2017年第4四半期の純利益は127.46億元であったが、2018年第4四半期の純益はわずか24.06億元、前年同期比81.12％の減益になった。

　今回の巨額赤字について、中国石化は直ちに関連する取引を停止し、主な責任者を停職処分に付すとともに、関連情報を直ちに開示したと表明した。

　（新浪財経 1月28日）