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【石油・天然ガス】

中国華電集団初の長距離ガスPL事業が着工 (19/02/20)
2019/2/20
中国【石油・天然ガス】

 2月20日の国有資産監督管理委員会からの情報によると、華電集団の初の長距離天然ガスパイプライン事業になる「啓通天然ガスパイプライン」事業が江蘇省南通で始動した。同事業は2019年度天然ガスインフラ相互連携融通重点プロジェクトになる。

 華電集団の王宏志副総経理(副社長)は次のように表明した。「啓通天然ガスパイプライン」事業は中国石油天然ガス集団(CNPC)「西気東輸」パイプラインと、建設が予定されている江蘇省沿海天然ガスパイプラインを結ぶ重要な連絡線になり、華電集団にとって初の天然ガスパイプライン事業でもある。広匯啓東LNG中継ステーションにある啓東ステーションを起点とし、通州区の劉橋ステーションを終点として、CNPC「西気東輸」南通分岐ステーションと相互連携融通を実現する。主幹線1本と支線2本、ステーション3ヵ所、バルブルーム8ヵ所からなり、設計上の年間輸送能力は40億m3。うち主幹線は約95キロ、パイプ径DN600、バルブルーム4ヵ所を設け、事業総投資額は約12億5,900万元になる、

 「啓通天然ガスパイプライン」事業は2016年に江蘇省第13次5ヵ年エネルギー発展計画並びに江蘇省第13次5ヵ年天然ガス発展専門計画に盛り込まれ、2017年12月に江蘇省発展改革委員会から承認され、2018年8月には中国華電集団有限公司の着工承認を得た。そして、2018年9月には2019年度天然ガスインフラ相互連携融通重点プロジェクトに指定された。2019年10月に稼動させる計画である。

 「啓通天然ガスパイプライン」事業は南通のエネルギー構造調整や複数のガス源が保障する天然ガス供給の新たな構造の実現にとって重要な意義を備える。

 (中国経済網 2月20日)