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中露天然ガスPLは予定よりも早く操業 CNPC董事長 (19/03/04)
2019/3/4
中国【石油・天然ガス】

 両会(全人代と全国政治協商会議)会期中の3月3日、全国政協委員を務める中国石油天然ガス集団(CNPC)董事長(会長)の王宜林氏は、中露天然ガスパイプラインが予定よりも早く操業してガス供給を開始すると表明した。

 王宜林董事長は、中露天然ガスパイプラインは予定よりも早い2019年12月初頭に操業を開始することは十分可能であると表明し、「このことについてはロシア側はすでに表明しているが、CNPCは未だ対外的に発表していなかった」とのべた。

 中露ガスパイプラインの操業は予定よりも半月から1ヵ月早まることになる。

 また、王宜林董事長は、ロシアガス導入後の販売見通しについての記者からの質問に対し、「中国の天然ガス販売市場には問題はない。需要は依然極めて旺盛だ」と述べた。

 ロシア天然ガス会社Gazpromは先日、同社が中国へ天然ガスを輸送するパイプラインの工事はすでに99%完了しており、早ければ12月初頭に中国への天然ガス輸送を開始するとの見通しを示していた。同事業は中国へ毎年380億m3のロシア産天然ガスを輸送する計画である。

 なお、王宜林董事長はこれより先、「天然ガス価格は商業上の秘密であるが、高い競争力はある」と表明していた。

 (中国能源網 3月4日)