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【石油・天然ガス】

米中間の石油・天然ガス協力には相互補完性あり シノペック高官 (19/03/12)
2019/3/12
中国【石油・天然ガス】

 新華社3月11日ヒューストン電によると、中国石油天然ガス集団(CNPC)の侯啓軍副総経理(社長)は3月11日、「ケンブリッジエネルギーウィーク」会議で講演を行い、石油・天然ガス生産大国である米国と石油・天然ガス需要大国である中国の協力には天与の相互補完性が備わっていると述べた。

 5日間の第38回「ケンブリッジエネルギーウィーク」会議は3月11日、米国のヒューストンで開幕し、「中国との対話」と題する専門イベントでは米中の石油・天然ガス協力等について検討が進められた。

 侯啓軍副総経理は次のように述べた。米中間のエネルギー協力には良好な展望がある。貿易利便化措置の推進の下で、中国が米国から石油・天然ガスの輸入を増やすことは間違いない。このことは米中両国の貿易構造の改善にポジティブな作用を果たし、「中国にとってもエネルギー輸入の多元化を実現する有効なオプションの1つになる」。

 侯啓軍氏の説明によると、中国政府はここ数年、エネルギー構造の調整を大気汚染管理と結びつけ、「煤改気」(石炭焚き設備のガス化)を強化して、クリーン暖房を推進、天然ガス需要は急速に増加し、将来の市場には非常に大きなポテンシャルが備わっている。一方、米国の石油・天然ガス産業には過去10年において革命的な変化が発生し、米国は世界的な石油・天然ガス生産大国になった。2025年には米国は世界最大のLNG輸出国になるとの予測もある。米国のエネルギー産業の発展と経験は中国が学んで参考にする価値がある。

 なお、今回の「ケンブリッジエネルギーウィーク」会議は「競争の新世界 塗り替えられるエネルギーの未来」をテーマに、70ヵ余りの国及び地区から4,500名余りの政府官僚やエネルギー業界関係者が出席した。

 (人民網 3月12日)