3月12日、米国のポンペオ国務長官は、中国が「脅迫的手段によって関係国の南シナ海石油・天然ガス資源の開発を阻止している」と非難し、米国は東南アジアのエネルギーセキュリティを促進すると表明した。3月13日の中国外交部定例記者会見で、この問題について記者から質問を受けた陸慷報道官は次のように表明した。

　南シナ海において中国と関係国との間で島嶼の領土及び海洋境界線をめぐって争議があることは確かであるが、中国側は関係当事国が国際法を基礎に友好的に協議し、関係する争議を公平に合理的に解決することを一貫して主張するとともに、争議が解決されるまで関係当事国が争議を棚上げし、共同開発を検討することは可能であるとも主張している。実際、周知のように、中国と関係当事国は外交交渉の仕組みと内部の意思疎通のチャンネルを一貫して保持している。当該地区の諸国が自らの方式によって相互の隔たりを極めて良好に管理し処理すること、当該地区の平和と安定を共同で維持すること、力を合わせて当該地区の発展と繁栄を図ることは十分に可能であり、そのことは当該地区の国家利益に合致すると言える。域外の国が再び事を荒立て、上掲のような平和的な局面の破壊を企図することは、はっきり言って、当該地区の諸国に対して極めて無責任なやり方であると言える。

　（国際燃気網 3月14日）