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重慶両江新区が1000億元クラスの水素エネルギー産業チェーン形成を計画 (19/03/22)
2019/3/22
中国【新エネルギー】

 「水素燃料電池発動機及び中核部品製造事業」が重慶両江新区に建設されることになり、3月20日、入居契約が調印された。同事業は福建雪人股份有限公司が45.5億元投じて建設し、年産10万組の水素燃料電池発動機と中核部品の生産能力を形成する。年商100億元超になる。重慶両江新区は当該事業を牽引車として1000億元クラスの水素エネルギー産業エコチェーンを創出することになる。

 福建雪人股份有限公司はコンプレッサーを中核とする冷却設備とエネルギー設備の製造企業であり、水素エネルギー分野では燃料電池エアコンプレッサー、水素ガス循環ポンプ、水電解水素製造設備、水素サービスステーションの建設とプラント設備、水素燃料電池等の企業の買収や出資を進めている。今回契約された「水素燃料電池発動機及び中核部品製造事業」は3期に分けて建設を進められ、第1期は2021年に操業を開始する見通しである。また、福建雪人股份有限公司は3年以内に重慶市に360台の燃料電池路線バスと170台の燃料電池物流トラック、大型トラック及びゴミ収集車を投入するとともに35ヵ所の水素サービスステーションを建設する計画であり、重慶の水素エネルギーサプライネットワークを完備して、水素エネルギー車の需要を賄う。

 福建雪人股份有限公司は水素エネルギー産業の中核設備の製造を基礎にしつつ、上流と下流の部品サプライヤーや完成車企業、物流企業とも連携して、両江新区に1000億元クラスの水素エネルギー産業チェーンを結集する。同社は重慶市所在の恒通客車、慶鈴汽車、上汽依維柯紅岩等の完成車企業との間で協力を検討している。

 (人民網 3月22日)