山東海洋能源有限公司と三井物産株式会社が東京で戦略協力協定に調印した。両社はタンクコンテナ方式によってLNG貿易と倉庫物流事業を共同で展開する。また、中国のクリーン・エネルギー市場でそれ以外の協力の機会も模索する。

　山東海洋能源有限公司は山東海洋集団有限公司の全額出資子会社である。LNGやLPGなどクリーン・エネルギーサプライチェーンサービス体系をめぐって、クリーン・エネルギーの物流、荷役・倉庫、エネルギー貿易、末端開発の4つの事業を中核業務として、ワンストップ式クリーン・エネルギーソリューションを顧客に提供しており、中国をリードするクリーン・エネルギー総合サービス業者を目指している。海洋石油・天然ガスリグを6基、生産プラットフォームを1基、クリーン・エネルギー輸送船を6隻保有、国内トップを占め、世界でもトップグループに入っている。目下、LNGタンクコンテナをベースとするクリーン・エネルギー物流体系の構築に取り組んでいる。

　三井物産は日本最大の総合商社の1つであり、特に天然ガス業務に発展に力を入れている。石油ガス資源開発、貿易及び物流をグローバルに展開し、低炭素社会の構築に向けて弛まぬ努力を続けている。

　（中国能源網 4月16日）