4月22日、浙能集団とエクソンモービルは20年間にわたるLNG契約売買契約に調印したと発表した。契約供給量は100万トン/年。LNG長期契約を結ぶことは浙能集団のグローバルなガス源調達の戦略的部署であり、調達コストの引き下げや上流の資源掌握の強化にとって、また、日増しに増加する浙江省のクリーン・エネルギーの需要を満たす上でも重要な意義を有する。

　100万トンのLNGはガス化すると約14億m3になり、現在の浙江省の民生用ガス1年分に相当する。

　「LNGは徐々に浙江省の天然ガス供給の主要なチャンネルになりつつある。浙能集団はLNGターミナルの部署に前向きに取り組んでおり、温州ではすでにLNGターミナルに着工した。引き続き寧波と舟山でも2〜3ヵ所のターミナルを建設し、LNG上陸のセンターを創出するというビジョンを実現する」と浙能集団の范小寧副総経理（副社長）は表明し、「これらターミナルの完成に伴い、浙江省は将来4,000万トン以上のLNG受入能力を備えることになる」とした。

　エクソンモービルのPeter Clarke上級副社長は、エクソンモービルは寧波−舟山地区にLNG上陸のセンターを創出するという浙江能源のビジョンを共有すると表明し、「今回の契約調印はエクソンモービルと浙能集団と戦略パートナーシップを確立する重要なマイルストーンであり、堅実な基礎になる。温州LNGターミナルの建設、試験稼動、操業過程において引き続き浙能集団を支援したい」と述べた。

　（浙江在線 4月23日）