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【新エネルギー】

中国とドイツ企業が山西省でバイオ天然ガス産業の発展に向け協力 (19/04/24)
2019/4/24
中国【新エネルギー】

 山西省初のバイオ天然ガス実験事業が原平市で正式に操業を開始した。同事業のコアテクノロジーはドイツ由来である。新エネルギーをめぐる中独間の協力が新たに進展し、伝統的な石炭大省である山西省がエネルギー革命の推進を加速させる象徴になる。

 山西能投生物質能開発利用股份有限公司の張寧総経理(社長)によると、同事業は総投資額1.42億元、原料事前処理、嫌気発酵、制御システムなど同事業で採用される中核技術は全てメタンガスの世界的なリーディングカンパニーであるドイツのEnviTec社由来である。年間10〜20万ムーの農業廃棄物や畜産廃棄物10〜15万トンを処理して、年間700万m3のバイオ天然ガスを産出し、CO2排出を1.2万トン削減する。

 2019年2月、国家能源局は「バイオ天然ガス産業化発展の促進に関する指導意見」の意見公募を行ったが、その中で、3段階の発展目標を提示し、第1段階ではバイオ天然ガス年産量を20億m3以上にするとしている。

 (経済参考報 4月24日)