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【石油・天然ガス】

中国 2019年3月のジェット燃料と軽油輸出が増加 LNG輸入は減少 (19/04/25)
2019/4/25
中国【石油・天然ガス】

 通関統計によると、3月期の中国のジェット燃料輸出は30%の急増になり、軽油輸出も14.2%増加した。民営製油所の稼動により、国内の余剰の燃料供給が増えたため。

 3月期の中国の軽油輸出量は271万トンに増えた。2月期はわずか151万トンであった。また、3月期のジェット燃料輸出量は174万トンに上昇した。ガソリン輸出量は169万トンで、小幅の減少になったものの、2月期の55万トンを上回った。

 3月の中国の石油製品輸出総量はほぼ721万トンになり、少なくとも2012年以降では最も高い水準になった。その原因として、精製能力40万B/Dに上る恒利石化公司の製油所が完全に商業運営に入ったことが挙げられる。また、3月期の石油製品輸出は政府が承認する輸出枠の増加によっても押し上げられた。

 一方、3月期の中国のLNG輸入量は406万トンに下がった。2月期は435万、過去最高になった1月期は658万トンであった。これは暖房シーズンが終了したためである。中国は日本に次ぐ世界第2位のLNG輸入国であり、多くの石油企業が中国という市場をターゲットにしている。

 エクソンモービルは最近、浙江能源公司と20年間にわたるLNG供給契約を結んだ。エクソンモービルは中国へのLNG販売を加速させており、中国石油化工(SINOPEC)及び中国石油天然ガス(CNPC)との間でも長期LNG供給契約を結んでいる。

 (中国能源網 4月25日)