1. HOME
  2. 中国 【原子力】

中国
【原子力】

中広核とルーマニア国営原子力発電公社が原子力発電合弁事業でPIAに調印 (19/05/08)
2019/5/8
中国【原子力】

 新華社5月8日ブカレスト電によると、中国広核集団(CGN)とルーマニア国営原子力発電公社Nuclearelectricaは5月8日、「Cernavoda原子力発電所3・4号機の合弁会社設立に関する予備投資協定」に調印し、原子力発電事業をめぐる協力に向けて重要な一歩を踏み出した。

 調印式はルーマニアエネルギー省が執り行い、CGN Romania Nuclear Power Companyの卞書明社長とNuclearelectricaのRobert Tudorache会長が署名した。

 ルーマニアの Viorel Stefan副首相は調印式で、新たな原子力発電設備は炭素排出削減に対して鍵になる作用を発揮すると述べた。同事業はクリーンで安全なエネルギーを供給するとともに、1.9万人の雇用を創出する見通しである。

 ルーマニアのAnton Antonエネルギー相は、「合弁会社が存続する2年間、我々は事業実施の道筋の分析を進めて確定し、もって2基の設備の建設に向けて堅実な基礎を固める」と表明した。

 ルーマニア南部に位置するCernavoda原子力発電所の1号機は1996年に稼動し、2号機は2007年に稼動した。

 CGNは2010年9月に同原子力発電所3・4号機の市場開拓に着手し、2013年11月、NuclearelectricaとLOIに調印し、2015年11月にはMOUに調印していた。

 (新華網 5月8日)