中国石炭産業の過剰生産能力解消工作は著しい効果を上げ、石炭生産能力稼動率の大幅な上昇が促進された。統計によると、中国の採炭・選炭産業の生産能力稼動率は、2016年には59.5%であったが、2017年には68.2%になり、さらに2018年には70.6%になった。

　2016年以降、中国の各地方と関係政府部門は中央の供給側構造改革の政策配置に従って、重点分野の過剰生産能力解消工作を着実に推進、石炭の老朽化生産能力を累計8.1億トン退出させ、第13次5ヵ年計画期の脱生産能力目標を2年前倒しで達成した。

　煤炭工業規画設計研究院によると、全国の多数の省で生産能力置換指標取引が展開され、関連取引プラットフォームも設けられている。東部地区の石炭生産量のシェアは年々下がっており、中部と東北地区の石炭生産量も徐々に下がる一方で、西部地区の石炭生産量は年々上昇している。

　（中国煤炭資源網 5月27日）