国家電力投資集団からの情報によると、同社が中心になって進めている国家科技重要専門事業「大型ガスタービン」の試作が打開的進展を遂げた。

　説明によると、F型300MW大型タービンは、コンセプト設計段階における主要設計作業はすでに完成しており、ガス圧縮機、燃焼室やタービン等のキーパーツのテストが現在進めてられている。設計、材料試作など様々な面でいずれも段階的な進展を遂げ、大型タービンの大寸高温タービンブレードの独自設計と材料、精錬、製造の内製化を実現した。

　中国は国家科技重要専門事業「航空機エンジン及びガスタービン」を全面的に展開中であり、その中の「ガスタービン」独自開発事業は国家電力投資集団が中心になり、ハルビン電気集団、東方電気集団、上海電気集団とも連携して進めている。独自知財権を備える大型タービンを創出し、整った産業チェーンと独自イノベーション体系を確立することが目標になる。

　国家電力投資集団は海外メーカーの先進的ノウハウを参考にしつつ、完全自主知財権を備える大型ガスタービン技術の研究開発を速やかに実現するとしている。

　（人民網 5月24日）