Upstream誌によると、中国交通運輸部は長江沿岸の5つの省にLNGターミナルを建設することを計画している。交通運輸部はすでに計画案の調査アンケートを配布しており、今年下半期には計画を発表する。

　消息筋によると、この計画は長江中下流地区にある湖北、湖南、江西、安徽、江蘇の5つの省に新たにターミナルを建設するというもの。

　湖北省では省都の武漢にターミナルと3つのバースを建設する。湖北民生石油液化気有限公司が投資と建設を行う。

　湖南省では、中国華電集団清潔能源有限公司、広匯能源並びに岳陽市君山区城市建設投資有限公司が20億元投じて岳陽市にLNGターミナルと6つのバース及び2万m3のLNGタンク4基を建設する計画である。

　江西省では、江西省投資燃気有限公司が九江市のLNGターミナルと4つのバースの建設に向けて目下FSを展開中である。

　安徽省では、中国海洋石油が地元の石炭企業の淮南鉱業集団と協力して蕪湖市にLNGターミナルを建設する計画。投資額30億元、4つのバースとタンク2基も建設する。タンク1基の貯蔵能力は10万m3になる。

　江蘇省では、すでに江陰にターミナルが着工されている。輸入LNGを受け入れる。江陰ターミナルが長江沿岸の初のターミナルになるだろう。

　（中国能源網 6月13日）