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「中国電力産業年度発展報告2019」が発表 新規設備容量に占める新エネ設備のシェアが5割超に (19/06/17)
2019/6/17
中国【新エネルギー】

 中国電力企業聯合会は先般北京で「中国電力産業年度発展報告2019」を発表した。

 2018年の全国の新規発電能力(正式稼動したもの)は1億2,785万kW、うち系統連系型風力発電は2,127万kW、ソーラー発電は4,525万kWになり、合わせると全国新規発電設備容量の52.0%を占めた。

 非化石エネルギー発電設備は今や全国総発電設備容量の40.8%を占める。中国の発電設備構造は最適化に向けて進んでいるところであり、電力のグリーン発展水準を高めている。

 「中国電力産業年度発展報告2019」によると、2018年の全国総発電電力量は6兆9,947億kWh、前年比8.4%増加した。うち非化石エネルギー発電電力量は2兆1,634億kWh、前年比11.1%増になり、全国発電電力量の増加に対する寄与率は40.0%に達している。新エネ発電電力量の伸び率は28.5%、全国発電電力量の増加に対する寄与率は22.2%。

 統計によると、2018年の全国風力発電電力廃棄量は277億kWh、平均廃棄率は7%で、前の年に比べ5ポイント下がった。全国太陽光発電電力廃棄量は54.9億kWh、平均廃棄率は3%で、前の年に比べ2.8ポイント下がった。電力消費量の伸びが比較的高かったことや一部河川で水流が少なかったことで、2018年の火力発電、原子力発電及び新エネ発電の利用時間数は前年に比べ比較的大きく上昇した。特に系統連系型風力発電の利用時間数は前年より155時間増えて2,103時間に達し、2013年以来の最高を記録した。

 (人民網 6月17日)