中石油雲南石化有限公司への取材から、6月26日時点で中緬原油パイプラインが輸送した原油は累計1,930万トン余りに上っていることが分かった。

　中緬原油パイプラインは2017年6月に全線稼動した。中国に入った原油は雲南石化が精製して、雲南、四川、重慶、貴州等に供給する。中石油雲南石化有限公司の呉凱介常務副総経理によると、雲南石化は2018年にはガソリンと軽油を東南アジアに輸出することにも成功し、また、国際航空便に保税ジェット燃料を供給している。雲南石化は今年4月には50トンのLPGをミャンマーに輸出した。CNPCのLPGが東南アジア市場に参入したのはこれが初めてである。

　現在、雲南石化が輸出する石油製品は月平均1万トンを超えており、輸出通商口とルートは14ヵ所になる。

　（新華網 6月27日）