1. HOME
  2. 中国 【石炭】

中国
【石炭】

中国初の大型原料炭貯蔵配送基地が発足 2020年末に竣工 (19/07/31)
2019/7/31
中国【石炭】

 山西焦煤集団、山西新民能源投資集団、広西盛隆冶金有限公司など6社の企業の共同により「山焦銷售日照有限公司」が発足した。中国初の大型原料炭貯蔵配送基地になる。

 山西焦煤集団の王茂盛董事長(会長)によると、同基地は総投資額10億元、山東省日照港を拠点とし、主に山東省周辺、東北地区及び華東沿海沿江地域の鉄鋼企業を対象に年間1,000万トンの原料炭の貯蔵・配送・販売を行う。2020年末に竣工する見通しである。

 国家発展改革委員会と国家能源局が公布した「石炭物流発展計画」は、国家石炭緊急備蓄の建設と合わせて、2020年までに大型石炭貯蔵配送基地11ヵ所と年間流通規模2000万トンクラスの物流団地30ヵ所を重点的に建設することを提唱している。

 日照港は中国最大の原料炭中継港であり、「西煤東運」「北煤南調」(西部から東部、北方から南方への石炭輸送)の重要な海への出口に当たる。同事業の筆頭株主である山西焦煤集団は中国最大の原料炭生産加工供給企業である。山焦銷售日照有限公司の発足を受けて、山焦日照原料炭物流団地事業は直ちに建設段階へと進むことになる。

 (澎湃新聞 7月31日)