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【エネルギー全般・政治経済】

中国とベネズエラの協力に対する米国の干渉は厳重な国際法違反 中国外交部報道官 (19/08/07)
2019/8/7
中国【エネルギー全般・政治経済】

 8月5日、米国トランプ大統領は大統領令を発してベネズエラ政府の在米資産を凍結すると宣言し、いかなる実体や個人であれ、ベネズエラ政府に対して援助や、資金、貨物、サービスなどの実質的支援を提供することを禁止した。8月6日、ボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐官はペルーで開かれた「ベネズエラ民主促進国際会議」に出席し、もし中国とロシアがマドゥロ政権への支援を継続するなら、将来のベネズエラ民選政権はマドゥロ下野後に中露両国を敵対国家と見なし、中国とロシアへの債務を返済することはないと述べた。

 この件について記者からの質問に対し、中国外交部の華春瑩は8月7日、次のように表明した。

 米国の言動はベネズエラに対する粗暴な内政干渉であり、国際関係の基本準則の厳重な違反に当たり、中国としては断固反対する。制裁は解決にとって何ら助けにならず、情勢を悪化させ、リスクコントールを不可能にするだけである。中国側は米国が他国に対する圧迫を直ちに停止するよう求める。中国とベネズエラの協力は合法的であり、他国が容喙することは許されない。中国側は情勢がどのように変化しようとも、中国とベネズエラの協力は正常に展開されると固く信じている。中国は米国側に対し、歴史の教訓を汲んで挑発と離間の企図を速やかに放棄するよう忠告する。

 (澎湃新聞 8月7日)