8月29日、浙江嘉興都市エネルギーインターコネクション総合実験実証事業が浙江省能源局の検収にパスした。中国初の都市エネルギーインターコネクションが浙江省に完成したことになる。同事業の中核実証エリアでは再生可能エネルギー電力の100％の受入とクリーン・エネルギー、高効率電力グリッド、低炭素建築、スマートエネルギー利用、グリーン交通の幅広い開放的なインターコネクションを実現する。

　嘉興都市エネルギーインターコネクション総合実験実証事業は2017年3月、国家電網浙江省電力有限公司と嘉興海寧市人民政府が共同で申請し、国家能源局第1期「インターネット＋」スマートエネルギー事業に指定された。ストロングスマートグリッドとユビキタス電力IoTを基礎に、アクティブ配電網に依拠して、スマート・開放・共有・多元・総合の都市エネルギーインターコネクションプロジェクトのモデルを創出した。また、国網浙江省電力有限公司が「三型両網・世界一流」のエネルギーインターコネクション企業を目指す実践の先駆けとなる。

　（国際能源網 9月2日）

　「三型両網・世界一流」…国家電網有限公司が2019年に提示した戦略目標。「三型」とは中枢型、プラットフォーム型、共有型を指し、「両網」とはストロングスマートグリッドとユビキタス電力IoTを指す。