中国は間もなく冬の天然ガスのピークを迎える。9月18日、今年の天然ガス供給情勢や関係部門の準備についての記者の質問に対し、国家発展改革委員会政策研究室副主任兼報道官の孟瑋氏は今年の暖房シーズンの天然ガス供給保障対策には厳しいものがあり、5つの面から保障対策を適切に進めると表明した。

　孟瑋氏によると、2019年1〜8月の天然ガス見掛け消費量は1,992億ｍ3、前年同期比10.4％増加した。国内の天然ガス生産量は1,141億ｍ3、前年同期比9.3％増、天然ガス輸入量は875億ｍ3、10.9％増。生産・輸入・販売の伸びはほぼ同じであり、天然ガス発展の協調性がさらに強まっている。国家発展改革委員会と国家能源局は引き続き関係地区、関係政府部門及び関係企業とともに次の5つの面から保障対策を適切に進める。

1. 万策を講じて生産と供給を増やす。上流のガス供給企業の安全かつ高い負荷の生産を組織し、SNG(石炭ガス化ガス)企業が生産に前向きになるよう積極性を引き出す。資源輸入を前倒しで手配してガス需要の保障に全力を挙げる。
2. 厳正な契約の締結と履行を図る。各関係方面が契約に従ってガスの供給と使用を保障するよう督促する。特に契約の締結と履行に対する信用監督管理を強化する。
3. ガス貯蔵施設の適正な建設と使用を進める。地方政府、上流のガス供給企業、都市ガス企業がガス貯蔵施設の建設の面で責任を全うするようにさせる。総合的な計画と合理的な部署を進める。一群のガス貯蔵施設の着工と操業を急ぎ、ピーク調整と供給保障能力を増強する。
4. 緊急対策案を細分化して適正に進める。
5. 各方面が取り組みを強め責任を全うするようにする。

　（新華網 9月19日）