モンゴル国のハルトマーギーン・バトトルガ大統領は、モンゴル国が提案した同国経由の天然ガスパイプライン建設案についてロシアと中国が検討中であると表明した。

　バトトルガ大統領は東方経済フォーラム全体会合において「モンゴルが提起したモンゴル領土を経由してロシアから中国に到る天然ガスパイプラインを建設する提案について、ロシア大統領は支持を表明し、中国国家主席も検討することを承諾した」と述べた。

　ロシアのプーチン大統領は2018年6月、この提案について「良いアイデアだ」と述べ、ロシアは全体的に支持を表明するとした。

　また、バトトルガ大統領は東北アジアスーパー電力グリッドの建設に関するモンゴルの提案にも言及した。

　バトトルガ大統領は「我々の東北アジア地域には4つの電力消費大国がある。モンゴルには安価で安定した電力を供給する能力がある。このことは我々の地区の経済競争力に対して前向きの影響を生み、民衆は低価格の電力を利用できる機会を得る」と述べた。

　（中国能源網 9月24日）