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【原子力】

中国核工業集団の漳州原子力発電所が着工 「華龍一号」の量産化が始まる (19/10/17)
2019/10/17
中国【原子力】

 中国核工業集団(中核集団)は福建省漳州で「華龍一号」原子力発電所に着工したと発表した。中核集団が建設する「華龍一号」原子力発電設備として5番目になり、「中国の名刺」と言える「華龍一号」の量産化が始まることになる。

 「華龍一号」は、中国が整った知財権を備える第三世代原子力発電技術であり、最新の核セキュリティ世界標準を満たしている。中国の原子力発電のイノベーションと発展の象徴的な成果であり、中国が原子力発電大国から原子力発電強国への飛躍を実現する上で重要な意義を有する。中核集団は現在、国内外において4基の「華龍一号」実証プロジェクトを整然と展開しているが、これは世界で唯一計画に従って建設を進める第三世代加圧水型炉原子力発電プロジェクトになる。

 中核国電漳州能源有限公司は中国核能電力股份有限公司が経営権を有する総合エネルギー企業であり、事業主として漳州原子力発電所の投資、建設及び運営管理を担当する。

 漳州原子力発電所は100万kW級第三世代原子力発電設備を6基建設する計画であり、総投資額は約1,000億元になる。2期に分けて建設を進め、第1期は2基の設備を建設、総投資額は400億元超に上り、「華龍一号」技術を採用する。

 漳州原子力発電所はアモイ経済特区とスワトウ経済特区の中間にあり、福建省の「北電南送」の電力構造を一変することになる。

 (新京報 10月17日)