シノペックはオフィシャルブログで海南省の2軒のサービスステーションがシノペックとCNPCの看板をともに掲げ、両社の協力に先鞭を付けたと発表した。これは中国石化海南石油と中国石油天然気銷售海南公司の戦略協力が実質的な進展を遂げたことを示している。

　2019年7月、中国石化海南石油と中国石油天然気銷售海南公司は戦略協力協定に調印し、それぞれのブランド、リソース、マーケット上の優位を生かして、海南地区のクリーン・エネルギー分野で協力を推進することになった。9月以降、両社は戦略協力をさらに深めた。中国石油天然気銷售海南公司はLNG生産量の66％（年間20,000トン）を中国石化海南石油に卸すことになった。海南公司はこれにより海南省LNG市場の主導的地位をより一層固め、シェアを70％から75％に高めた。また、調達プラットフォームを中国石化海南石油に開放して、海南石油のLNG供給と在庫の安全を保障するとともに、海南石油の省外でのLNG取引を助けることになった。

　現在、中国石化海南石油と中国石油天然気銷售海南公司は共同出資公司を準備中である。共同出資公司の設立後は、中国石油天然気銷售海南公司傘下のガスサービスステーション8軒と中国石化海南石油所属のLNGガスサービスステーション9軒を管理するとともに、海南石油の営業中の給油所5軒にLNGガスサービスステーションを建設する。実現すると、海南石油のLNG販売量は年間6,000トン以上増え、市場シェアは現在の13.2％から23％に上昇する。

　（中国証券網 12月5日）