12月18日、税関総署グローバル貿易モニタリング分析センターと上海石油天然ガス取引センターは共同で開発した中国原油総合輸入CIF価格を上海で発表した。

　中国が輸入原油の週間CIF価格を発表するのは初めてになる。上海石油天然ガス取引センターの付少華副総経理(副社長）によると、原油総合輸入CIF価格の発表により、原油市場の透明度が増し、取引双方にとって参考意義は大きい。情報の非対称性を減らし、公平・公正な取引を促進する。また、この価格指数は国内石油製品価格の連動基準になる条件も備えている。上海石油天然ガス取引センターは今後も引き続き税関総署との協力を強化して、国内石油・天然ガス産業の価格データベースを共同で確立し、国際エネルギー市場における中国の発言権を高める。

　最新発表によると、12月9〜15日の中国の原油総合輸入CIF価格は463元/バレルで、前週に比べ2元/バレル、0.27％上昇した。種類別では、軽質原油の輸入CIF価格は462元/バレル、前週比1.47％下落し、中質原油は470元/バレル、2.10％上昇した。重質原油は420元/バレルで、2.70％の下落になった。

　（中国石油新聞中心 12月20日）