6 月19 日に、中国政府は、ガソリンと軽油の価格を18％、1トン当たり1,000 元引き上げた。これ により、19 日のニューヨーク原油先物価格は、1 バレル137.82 ドルから131.60 ドルに急落した。下落 の理由には、イラクの原油増産やドルの対ユーロ為替レート上昇などの要因もあるが、中国の石油製 品値上げによる需要の低下乃至は伸び悩みの見通しで売りが優勢になったことが主な要因であると内 外のメディアは報じている。昨今の国際原油価格の高騰をめぐっては、中国やインドの需要増が原因 だ、いや、米国を初めとする国際投機・投資資金が行き場を失って原油市場に流れているためだとか、 喧々諤々と議論が続いているが、中国の拡大する石油需要もまた石油価格高騰の大きな要因であり、 中国の石油製品値上げは需要減退に。。。。