中国では、このところ「環境取引所」が次々に設立されている。2007 年 11 月、中国初の取引所が浙江省の嘉興市に設立されたのを皮切りに、2008 年 8 月 5 日には「北京環境取引所」と「上海環境エネルギー取引所」、9 月 25 日には「天津排出量取引所」が設立され、さらに、江蘇省も取引所の設立を計画している（日経、9 月 29 日）。その江蘇省では、すでに 8 月 14 日から、主要汚染物質（SO2、COD）の排出権（枠）の有償使用と取引の試験作業が始まっている。同日、無錫、南京、蘇州、鎮江の各市にある 5 つの企業が当該市の環境保護局との間で、2009 年分の汚染物質排出権有償使用契約に調印した。省政府が販売する排出権の価格は。。。。