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【新エネルギー】

山西省が14件のバイオマス発電プロジェクトを計画 (08/07/11)
2008/7/11
中国【新エネルギー】

 山西省のバイオマス発電開発計画がほぼ確定した。2012年までに、バイオマス資源の豊かな大同、朔州、臨汾、運城、長治、忻州、晋城、晋中など14ヵ所でバイオマス発電所を建設する。総設備容量168MW、年間発電量9.24億kWhに上り、農林余剰物を年間105万トン消費する。さらに、2020年には事業を13件増やして、年間発電量を17.8億kWh(2020年の全省電力使用量の0.6%)とし、年間200万トンの農林余剰物を消費する(標準炭100万トンに相当)。

 2012年にこの計画目標が実現すると、農民の直接の増収は2億元になり、さらに農林バイオマス貯蔵・輸送業の年間売上高は1億元になり、1,400人の雇用増になる。2020年には農民の増収4億元、貯蔵・輸送業売上高は2億元、雇用増は2,000人になる。また、バイオマス発電での利用によって、ワラの廃棄や燃焼が大幅に減少し、大気環境が改善される。試算によると、2012年にはCO2排出が125万トン、SO2排出が5,400トン削減され、2020年にはCO2が250万トン、SO2が1.08万トン削減される。

 (太原晩報 7月11日)