英国の“The Times”紙は30日、「Coal shortage brings fear of electricity crisis in China」と題する記事を掲載した。

　同記事によると、オリンピックを前に安全でない炭鉱の閉鎖が進められたため、拡大を続ける中国の工業の中心部は電力危機に見舞われている。また、石炭価格の高騰が続いているため、多くの発電所は必要な燃料がないか又は採算の取れない苦境に置かれている。エネルギー専門家は、石炭不足を引き金として中国はこの4年間で最も深刻な停電に見舞われ、特に金属工業や製造業は大きな打撃を受けるとの見方を示している。

　（The Times 7月30日）