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中国
【新エネルギー】

中国のエネルギー生産の中で新エネルギーが9%台に (09/02/18)
2009/2/25
中国【新エネルギー】

 2008年度の最新統計は未だ出揃っていないものの、各方面のデータを総合した結果、中国のエネルギー総生産に占める新エネルギーの割合が9%を突破したことが分かった。

 新エネルギーの9%という割合は世界の先進諸国に比べると余りにも低い。中国の在来型エネルギー資源は世界平均水準の60%に過ぎず、拡大を続けるエネルギー需要を賄うためには、新エネルギーの開発と利用を加速する必要がある。

 2007年のエネルギー総生産において、石炭は依然76.6%もの大きな割合を占めており、その主導的な地位は変わっていない。新エネルギーは急速に拡大しているとは言え、割合はまだ余りにも小さく、なお拡大の余地がある。生産構造の面からも消費構造の面からも、新エネルギーの発展により、石油対外依存度を下げ、エネルギーセキュリティを高め、安定的で持続可能な発展と経済高度成長を保証し、また、環境破壊に起因する経済的損失を減らすことが出来る。

 新エネルギー開発の任務は大きいが、前途有望であり、いずれ技術の向上によって開発コストが急減し、商業化が進んで、新エネルギー産業時代を迎えることになろう。「エネルギー法」の制定と実施も、新エネルギーに未曾有の発展をもたらすだろう。

 今後優先的に発展を進める新エネルギー分野は、技術が成熟し商業化の可能性が高い風力、ソーラー及び原子力になる。

 (中国経済網 2月18日)