中国海洋石油総公司(CNOOC)の出資による海南6万トンバイオディーゼル事業が今年5月に商業運営を開始する見込みである。同事業は昨年6月、国家発展改革委員会の承認を得ていた。

　業界筋によると、同事業により、海南のバイオマスエネルギーの優勢が明確になるだろう。バイオディーゼルが鉱物系軽油に完全に取って代わることは未だ不可能であるが、今後の重要な方向性にはなる。海南省は他の省に先立って「ポスト石油時代」に入ることになろう。

　CNOOCのバイオディーゼル事業は海南省の新型工業としても前途有望である。

　（経済参考報 2月24日）