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【新エネルギー】

中国海洋石油の海南バイオディーゼル事業が操業開始 (10/01/20)
2010/1/20
中国【新エネルギー】

 中国海洋石油総公司(CNOOC)が出資、建設する年産6万トンのバイオディーゼル産業化モデルプロジェクトが先頃、海南東方工業パークにおいて操業を開始した。海南省では初めてのバイオディーゼル事業になる。海南省は中国初のバイオディーゼル販売モデル市場として、BD5(バイオディーゼル混合率5%)、BD10(同10%)の混合油の普及を進めている。

 CNOOCの海南バイオディーゼル事業は、エネルギー林のモデル植林基地、油脂精製、バイオディーゼル精製及び製品販売などのプロセスからなり、原料の選定、開発、バイオディーゼル製造技術の研究開発、応用、ヤトロファによる製油や副産物の総合利用など多様な機能を一体化したバイオエネルギーモデルプロジェクトになる。ヤトロファは採油率が高く、山間の荒地でも生長可能で、専用の耕地は必要ない。そのため、バイオディーゼルの重要な原料と見なされている。

 CNOOCの担当者によると、現段階では、ヤトロファ原料の基地が未完成であり、酸化油を原料として生産を進めている。また、製品の配合や販売も合理化されておらず、製品が海南の市場で販売されるにはなお時間がかかる。

 (南海網 1月20日)