中国石油天然ガス集団(CNPC)と雲南省政府は12日、北京において「炭層ガス開発利用戦略協力枠組協議」に調印した。双方は2007年に中緬石油・天然ガスパイプライン等についても戦略協力協議に調印している。

　今回の提携は、低炭素経済の推進、新エネルギー産業の発展とエネルギー構造の改善、発展パターンの転換など国策に応じて、雲南省の炭層ガス開発利用を加速し、坑内ガス対策を強化して炭鉱の安全を確保し、クリーン・エネルギー供給を増やして、環境汚染を減らすのが狙い。

　雲南省の石炭資源確認埋蔵量は中国第7位。石炭生産量は9,000万トン近くになる。坑内ガス排出量は標準炭に換算して90〜120万トンに上るが、利用率はわずか1％に過ぎない。

　（中国石油報 3月15日）