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【新エネルギー】

シノペックが非在来型石油・天然ガスの探査を全面的に展開 (10/06/01)
2010/6/2
中国【新エネルギー】

 中国石油化工(Sinopec)は山西、陝西、貴州、安徽、江蘇などで、シェールガス、炭層メタンガスなど非在来型石油・天然ガスの探査事業を全面的に展開している。例えば、安徽省南部ではSinopec初のシェールガス探査井である宣1井や貴州省大方県の超大型シェールガス井、方深1井の掘削が進められている。その他にも、古1井、平1井、和6井、和7井が、安徽、河南、山西等で次々と掘削されている。

 Sinopecは非在来型石油・天然ガス資源を重視しており、Sinopecの同分野の開発を担当している華東分公司は2008年から2009年にかけて炭層メタンガス、シェールガスプロジェクトを全面的に開始した。

 Sinopecの蘇樹林総経理(社長)は4月9日、国内の非在来型天然ガス開発を強化し、特にシェールガスの探査開発に力を集中して速やかに生産能力を形成するとともに、炭層メタンガスとタイトサンドガスの開発にも注力すると述べている。また、王志剛副総裁も今後10〜15年、非在来型石油・天然ガス資源の探査開発をSinopecの重要な増収増益部門にするとしている。

 華東分公司は、シェールガス、炭層メタンガスなど様々な資源の開発を並行して進め、第12次5ヵ年規画末までに年産25億m3以上の生産能力を形成しようとしている。

 (中国石化新聞網 6月1日)