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【新エネルギー】

重慶市がシェールガス重点開発都市に (10/08/04)
2010/8/5
中国【新エネルギー】

 国土資源部は先日、四川南、重慶東南、重慶東北など7つの国家シェールガス開発先導試験区を指定した。重慶市は独特の優越資源によりシェールガス重点開発都市になった。

 重慶能源集団はガス採掘の技術的優位によって、重慶東北、重慶東南など5つの区・県のシェールガス開発を進め、地区の天然ガス不足緩和を図る。

 重慶市能源集団と重慶燃気集団の董事長(会長)を兼ねる侯行知氏によると、シェールガスの採鉱コストは天然ガスのほぼ半分。シェールガスは天然ガスを補完するクリーン・エネルギーとして、天然ガス逼迫を緩和する。

 専門家の予想では、中国のシェールガス可採資源は26兆m3に上るが、開発がスタートしたばかりであり、まだ採掘基地は建設されていない。探査によると、重慶東北の巫溪、城口,東南の万盛、彭水、秀山等はシェールガスが集中する地質条件を備えている。重慶能源集団は分析と比較を進めた上で、10〜15の有望鉱区と5〜8の探査開発区を選定する。重慶能源集団のシェールガス可採埋蔵量は2015年には1,000億m3、生産能力は30〜50億m3に達する見込み。これにより西南地区の天然ガス生産能力は40%増えることになり、重慶のガス不足問題が解決する。

 (国家石油化工網 8月4日)