ロシアのユーラシア石油・天然ガスネットの10月19日付北京発の報道によると、国土資源部の張洪濤総工程師は、炭層ガス、シェールガス並びに可燃ガスの消費量が今後10年間、急速に増加すると述べた。

　同氏によると、中国の炭層ガス年間消費量は2020年に230億m3に達し、中国のエネルギー構造の0.7％を占めることになる。また、中国のシェールガス年間需要は2020年までに150億m3に達し、中国のエネルギー総消費量の0.45％を占める。さらに、中国は陸上と海上の可燃ガスの探査と開発に着手している。

　中国の非在来型天然ガスの利用はスタートしたばかりであるが、張洪濤氏によると、この種のクリーン・エネルギーは天然ガスの「有効な代替品」になる。

　中国の現在の炭層ガス年産量は10億m3、一方、米国は年産700億m3に上る。また、中国は国内のシェールガス開発をようやく開始したところである。

　（中国石化新聞網 10月20日）