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【新エネルギー】

広西自治区のキャッサバ系バイオエネルギーに国の科学技術支援 (11/02/15)
2011/2/15
中国【新エネルギー】

 広西科学院からの情報によると、国家科学技術支援計画である「キャッサバ系バイオマスエネルギー産業化コア技術研究並びにモデル化」プロジェクトの中の、品種導入、選定、良種繁殖、効率栽培技術集積モデル等の研究テーマが専門家の実地完了検査に合格し、広西自治区のキャッサバ系バイオマスエネルギーの産業化は新たな段階に躍進した。

 この研究プロジェクトは広西科学院、海油北京能源投資有限公司等17機関の共同によるものであり、事業総額は1.4億元に上る。試験品種、モデル品種や効率栽培技術を試験的に運用した結果、対照した主栽培品種に比べ増産の成果は顕著であり、増産率は最高58.7%に達した。これにより、広西のキャッサバ系バイオマスエネルギー産業は極めてエコ効果の高い循環経済路線を見出した。

 バイオマスエネルギーのみならず、キャッサバアルコール廃液や汚水処理においても、廃水、排気、残渣をリサイクルしてメタン発酵ガスを生成し、ボイラーの燃料に利用し、エネルギー転換効率を高めている。また、メタン発酵ガス生成過程でも、汚泥から有機肥料を生成し、キャッサバ栽培や土壌改良に使用している。さらに、アルコール廃液中の分解の難しい有機成分も利用して、高濃度有機廃水のリサイクルを実現しているのである。

 (中国能源網 2月15日)