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【新エネルギー】

中国がシェールガス鉱区の入札を執行 (11/06/29)
2011/7/6
中国【新エネルギー】

 中国政府は中国南部のシェールガス鉱区4ヵ所の公開入札を執行する。今回の措置で中国政府の非在来型天然ガス開発の決意が明確になった。中国は豊かなシェールガス資源を有しているが、未だ採掘されていない。

 中国がシェールガスの入札を執行するのは今回が初めてになるが、現段階では外国企業には開放されていない。これまで中国の非在来型天然ガス産業への参入を模索してきたシェルやBP等は失望している。今回入札を招請されたのは、中国石油天然ガス (PetroChina)、中国石油化工 (Sinopec)、中国海洋石油(CNOOC)、陝西延長石油(Shaanxi Yanchang)、中聯煤層気有限責任公司(China United Coalbed Methane Co)、河南省煤層気開発利用有限公司の6社である。

 中国が未だに商業規模のシェールガス採掘を行なっていないのは、多くの石油会社が採掘コストの安い在来型天然ガスを重視しているからである。また、シェールガス開発に要する技術の不足も障害の一つである。中国企業は近年海外でシェールガス事業への投資のチャンスを物色しているが、これはシェールガス専門技術を獲得するためである。例えば、CNOOCは米国のシェールガス筆頭企業Chesapeake Energyと米国の複数のシェールガス田を共同開発することになった。

 アナリストによると、中国の今回の入札は中国石油企業の間で競争を展開させることが目的でもある。しかし、シェールガス分野で資格を有する中国企業は数少なく、入札を通して効率を発揮させることは難しい。もっとも、中国は年内にシェールガス鉱区の第2回入札を執行することになり、その際には中化集団(Sinochem)や振華石油(ZhenHuaOil)も含めより多くの中国企業を招請することになる。外国企業に対しても部分的に開放されるだろう。

(FT中文網 6月29日)