国家電網公司の舒印彪副総経理（副社長）は7月7日、風力発電系統連系技術国家標準である《風力発電所電力系統接続技術規定》が最終審査にパスして国家標準化管理委員会に送られたことを明らかにした。また、産業標準の《大型風力発電所系統連系設計技術規範》も最終審査にパスして、国家能源局に送られたとのこと。舒印彪副総経理は、これらの標準を可及的速やかに承認し、もって風力発電所と電力グリッドの安全で信頼できる運転を促進するよう呼びかけた。

　舒印彪副総経理は、同日開かれた国家電網公司の風力発電系統連系管理の強化に関する座談会において、今年上半期に風力発電所の大規模なオフグリッド事故が頻発した重要な原因として、風力発電の系統連系標準の欠如と立法化の遅れを挙げた。また、舒印彪副総経理は、風力発電系統連系標準は部分的に国家標準と産業標準の制定が進められているだけであり、標準体系は未だに整っていないと述べた。

　舒印彪副総経理の説明によると、国家標準の《風力発電所電力系統接続技術規定》と産業標準の《大型風力発電所系統連系設計技術規範》は未だ承認されておらず、系統連系計測の面でも、産業標準の《風力発電ユニットLVRT能力試験規定》は意見募集版がようやく完成したばかりであり、指令運転の面でも、産業標準の《風力発電指令運転管理規範》と《風力発電出力予測機能規範》は未だ専門審査が完了していない。

　（新華社 7月7日）