1. HOME
  2. 中国 【新エネルギー】

中国
【新エネルギー】

太陽エネルギーは世界のエネルギーの重要な要素に (11/09/14)
2011/9/22
中国【新エネルギー】

 天台光能有限公司の高紀凡会長は9月14日、夏季ダボスフォーラムにおいて、科学技術のイノベーションによって、ソーラー発電のコストはますます低くなり、太陽エネルギーは将来エネルギー全体の中で重要な構成要素になると表明した。

 高会長によると、過去5年間において、科学技術のイノベーションと大規模化によって、ソーラー発電のコストは従来の3分の1に下がった。科学技術のイノベーションや、世界、特に中国など発展途上国の推進によってソーラー発電のコストはますます下がり、在来型エネルギーに近付くことは間違いない。2015年には多くの諸国において、ソーラー発電はエネルギーの重要な一部になる。その頃にはソーラー発電は、コストが火力発電並みになり、主力エネルギーの一つになる。

 また、高会長によると、中国は数ヵ月前、ソーラー発電の系統連系価格を1kWhにつき1.15元に統一したが、これによって中国国内のソーラー発電産業の発展が推進される。特に日照時間1,700時間以上の西部地区は、投資家は理にかなった配当を得ることができ、ソーラー発電産業の発展がますます促進される。日照時間の短い東部地区でも「金太陽」計画によって発展が促進される。ソーラー発電産業には、天候変化による不安定性や蓄エネルギーシステムの未熟など多くの問題があり、発展過程においては政府からの政策支援、技術支援、資金支援が必要である。しかし、ソーラー発電産業の方向性は正しく、その成功例によってエネルギー構造全体の変革が推進されよう。

 (新華社 9月14日)